<手作り・木工講座(2003年9月21日〜9月27日)> P1/P2/P3/P4
<おくらの眼鏡入れ−失敗の経過>
オクラの眼鏡入れは、先に着色してから彫る、という工程で制作しました。
このため数々の失敗を引き起こしたので、その経過をご紹介します。
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接着が終わり早速着色。何も考えずに着色し「終わったー」と思ったら、「ペーパーかけた?」と講師の方。普通なら彫った後、面取り・ペーパーがけをした後に着色するところ、この工程をとばしてしまいました。
結局、ペーパーがけはしなくてもカンナがけが終わっているので、これでヨシということになりました。そして面取り忘れも発覚。これは、着色した後でしたが面取りをし、その上を、ウェスを硬く丸めたもので染料を塗っていくという方法を教えてもらい、なんとか修正しました。
彫る前に早速着色したところ

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オクラデザインを彫り終わったところ、なんか汚い。下絵の鉛筆の跡が残っているのです。先に着色しない場合は、図案を貼り付けて彫るため木には直接下絵を描かないのですが、今回は先に着色をしたため紙が貼れず、直接木に鉛筆で下絵を描いたのでした。講師の方に相談したところ、消しゴムでこすると染料も落ちてしまうので今回はこのままにしよう、ということになったのですが、後からそれを見た教授が「消しゴムで消した方がいい」と、ごしごしと消し始めたのでした。結局鉛筆の跡は少し薄くなりましたが、やっぱり染料も少し落ち、それはそれで面白い雰囲気になったのでした。
なんとなくオクラの周りの染料が落ち、不思議な雰囲気に

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持ち手もつけていよいよ最後の仕上げ、ワックスを塗ったのですが・・・。ワックスは3種類しかないと聞いていたので、一番色の薄いワックスを塗ったのですが、なんか色が黄色い。それでも仕方なく塗ってたら、実はこれとは別に透明なワックスがあるということが発覚!急いで講師の方に助けを求めました。結局シンナーで間違えたワックスを除去してもらい、少し染料も落ちたので、またもやウェスを使って染料を補い修正しました。結果的にはこれが、2つの効果をもたらしたのです。1つは、教授が消しゴムで落とした染料も一緒に修正されたこと、もう1つは、黄色っぽいワックスが彫ったオクラの部分に塗りこまれ、染料の白とのコントラストがはっきりした、ということです。
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これは失敗なのかどうかわかりませんが、今回オクラをデザインした、と大見得をきったのですが、後から確認したらオクラは5角形でしたね。私のデザインはご覧のとおり6角形なので、オクラをイメージしたデザイン、に訂正したいと思います。